思いを馳せる日
こんにちは。
山崎信也です。
この時期になると思い出します。阪神・淡路大震災。TVでも様々な特集が組まれますし、各地で追悼式や関連行事が催されています。神戸に住んでいた友人は、当日、たまたま大阪に仕事で行っていたので助かったと言っていましたが、家族、親戚、友人に連絡が取れなかった間は、自分だけ逃げてきたような感じがしてとても気持ち悪かったと言っていました。
建築の世界では、この震災をきっかけに建築基準法が改正されました。日本は震災が多いので世界的に見ても基準が厳しいのですが、それゆえに、日本の建築基準法を元に建築基準を定めている国もけっこうあるんです。
この震災の後から、「地震が来ても大丈夫な家を」とお求めになるお客様が一気に増えたような気もします。
建築に携わる者として心苦しいのは、建築基準法を遵守した家を建てたとしても、あのような巨大地震には敵わない、ということです。震災からの教訓ですが、怖いのは地震だけでなく、それによって起こる火災、津波への対策も必要、ということです。
もちろん完全無欠な対策は存在しません。
ですから、普段から防災対策をしておくことが大事になってきます。
家族とのコミュニケーションも重要です。別々の場所に居た時に大地震が起こったら、
各自どのような行動をするのか。どのように連絡を取り合うのか。命は助かったとして、そのあとの避難生活はどこでどのように・・・。
自分にも守りたい人が増えました。ブログを読んでくださっている皆さんと共に考えていきたいです。